昨日今日と地元ではお祭りがやっているのです。
祭りといえば民踊流しですね。小さいころから夏になれば気が狂うほど聴いていたものです。
歌詞が結構、穏やかでないんですよ。ベッドタウンの歌ではないです。
踊り囃子が度を超えるとか言い出しますからね。確かにガラは悪いです。
ビッキー・ホリディです。
僕も作家志望のはしくれとして、やっぱり一度くらいはマリファナとかキメて、芸術家気取ってみたいものです。コカインをスニッフィングしたあとにコロナビールを飲んだり。
ただ、まあ、僕はロックンローラーでもあるので、腐ったお上にしょっぴかれるのはまっぴらなわけです。
なのであくまで合法的にラリパッパしたい。脱法とか、そういうのもできればパスしたい。穏便に、平和的にラリパッパしたいのです。
なにかいいものはないものか、と豪雨の新宿の空を見上げて「戦略は皆無」とため息をついたときにそれは現れました。
アブサンを飲んでみよう。
アブサン。禁断の酒、緑の妖精、緑の魔酒と呼ばれる、昔から芸術家が愛飲していたものです。感性やインスピレーションを引き出すため、好んで飲まれていたと言われている、まさに僕にぴったりのお酒です。ゴッホやヴェルレーヌ、太宰治などがアブサニストらしいです。これは飲まずにはいられません。
迷わずに買いました。
しかし、買ったはいいものの、飲み方がわからない。
調べてみると、専用のスプーンをアブサンの入ったグラスに渡し、角砂糖を乗せて火をつける。角砂糖が泡立ってきたら給水器でゆっくりと溶かして注ぐ。適量まで注いだらスプーンでゆっくりとかき混ぜる、という飲み方らしいです。
怠っ
てやんでえ、こちとらロックンローラーでい!そんなまどろっこしい、いちご100%みてえな飲み方できるか!!てめえんとこのママが作ったクラムチャウダーをケツの穴に注ぎ込むぞ!!ファッキュー!!
漢ならストレートだろ!度数55%がナンボのもんじゃい!!まずはコブシで語り合うのが漢の常だろうが!!
ゴクッ
痛っ!!
痛いよ!いや、なんか甘くて爽やかなんだけど、それ以上に痛いよ!!
いそいそと水で割りました。
味はなんですかね、ハーブっぽいというか、ミントっぽいというか、おいしい歯磨き粉みたいな感じです。好き嫌いが分かれると言われていたので、もっとクセがあるのかなあって思ってたのですが、思ったより飲みやすいです。これはうまい。ただ、スっと飲めるだけに、調子に乗ると大変なことになりそうです。
で、肝心のインスピレーションですが……
ほどよく気持ちよくなってきて、眠いです。
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