僕が熱出して寝込んでいるときに彼女が看病に来てくれるじゃないですか。
なんかいつもより優しいじゃないですか。
で、ポカリをコップに注いでくれて、「ほら、水分も摂らないと」って言ってくれるじゃないですか。
僕は「ダメ。起きられない」って甘えるじゃないですか。
そしたらおもむろに彼女がポカリを口に含んでそのままキスをするじゃないですか。
口移しじゃないですか。
……そんな夢を、いま、見てます。(遠い目)
ビッキー・ホリディです。
Facebookをやっているのですが、なんかもう、みんなすごく日々が充実してるんですよね。
「彼氏とどこどこ行ってきた」とか「彼女とどこどこ行ってきた」とか「友達と~」なんて。もうね、眩しくて見てられないわけですよ。
あいつらなんて死ねばいいと思っています。そろそろ結婚して三十代半ばにはマイホームを建てて子供もできてその子供が成長して老後は孫に囲まれて穏やかな笑顔でゆっくりと眠るようにして死ねばいいと思ってます。
さて、いまのままでは死んでも死にきれない僕は恋人を見つけるところから始めなければなりません。
僕のように市場価値の低い、アメリカの都市でいうならデトロイトのような人間がこいうことをいうと贅沢だなんて言われそうですが
一緒に歩いているときに歌を口ずさんでる女性ってかわいいよね。
お前なんかcoccoの強く儚い者たちでも歌われてしまえ!とか言わないでくださいね。独りの夜には空を見上げて涙を流すことだってあるんですから。独りの夜ってそれ、毎日じゃーん、じゃーん……じゃーん……(フェードアウト)
いや、でもかわいいと思うんですよ。微笑ましいじゃないですか。確かに曲にもよりますけどね。ルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」とか、いきなり歌われてもアルカイックスマイルしかできませんが。しかも似てるときたら、ちょっといろいろと考え直さなくてはならなくなってきます。
では、なにがベストソングとなるのでしょうか。
たとえば、アヴリル・ラヴィーンのような、ワガママガールな感じもいいとは思いますが、ちょっと僕には眩しすぎますね。ワガママガールでいえばジャニス・ジョプリンもそうですよね。「もしも願いが叶うならば、メルセデス・ベンツがほしい」とかね。まあ、僕は神様ではないので、丁重に聞き流しますけど。
でもふと口ずさむのに洋楽ってのは、ちょっとアレですね。「かわいい」よりも「すごい」のほうが前にでちゃいますね。邦楽でも荒井由実の「翳りゆく部屋」とか歌われても、ただ無言で膝から崩れ落ちるよりほかはありませんが。
……椎名林檎、とか。
椎名林檎はいいですね。僕も椎名林檎に手錠をかけられたいですもん。僕は現代のシド・ヴィシャスではありませんが。どっちかといえばジョニー・ロットンですが。現代のジョニー・ロットンって、彼、まだ死んでないし。
「ここでキスして。」とか、ヤヴァイじゃないですか!そんなん、たとえ親の葬儀の最中でも仏前でもしちゃいますよ!!
ただ、ただ、なあ……
本当にワガママなのですが、ちょっと薄暗い印象があるんですよ。できればもう少し無邪気な感じがいいんですよ。
そんな都合のいい曲があるわけないじゃない。アンタ、人生ナメすぎよ。地獄に落ちるわよ。
なんてどこかしらの母と呼ばれる方に叱られそうですが、お嬢さん、あったんですよ。
JUDY AND MARYです。
これ歌われたら僕は頼まれてもないのにベンツ買うかもしれません。ジャニス・ジョプリンのときはシカトしてましたが。
くじら12号が最高ですね。突き抜けて明るい感じが。
いやー、いいなー。
というわけで、最終結論。
「彼女と手をつないで歩いているときに横で口ずさんでほしい曲」、それは
JUDY AND MARY の「くじら12号」です。ご静聴ありがとうございました。
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zobacz osobiście (金曜日, 03 11月 2017 18:42)
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