2014/01/8 あの”硝子越しの暴走”がmusiQua(←読めない)リリース!! (日想)
超お久しぶりです。ちょっとここのとこ僕の会社が上場するのにバタバタしてたり、妻に晩ごはんと一緒に離婚届を出されたり、原付でカーブを曲がりきれずに肘の骨にヒビが入ったりとせわしない毎日を送ってました。最後以外うそですが。
さて、冬休みも終わり3日目、社会人共が休みボケした身体にムチを打ち死に物狂いで仕事の勘を取り戻そうとしている今日、あの硝子越しの暴走がついにアルバムをリリースすることになりました。蛇足ですが僕は正月も働いてました。勘が鈍るほど休んでみたいものです。
さてご存知の方のほうが多いとは思いますが、ごく一部の知らない人のために硝子越しの暴走を紹介したいと思います。
新宿を中心にライブハウスを馬車馬のように駆けずり回り、その度に存在感を確かなものにしてきたガールズスリーピースバンドです。
ガールズバンドというと、まあそれが悪いとはいいませんがどうしてもポップでキュートな感じになりがちです。もう一度いいますが、それは決して悪いことではありません。ただ、彼女たちは違うんです。
ポップでもキュートでもありません。バンド名からして硝子越しの暴走ですからね。
カッコカワイイとかじゃなく、もう純粋にカッコいい。男が惚れる女の子です。あれ、それは普通だ。とにかく、僕もファンのひとりとして今日という日は嬉しいばかりなのです。
どんな感じの音楽なのか、といえば、僕はそれを表現するものが絶望的に少ないので「買って聴け」としか言えないのですが。でもがんばって書いてみようと思います。
まず言えるのがガールズバンドらしくないんですよ。かといって男らしくもない。中性的、というのも適当でない気がする。性別でくくれないんですよ。でも音楽ですからね。そこに男も女もありませんよ。
曲はただひたすら真っ直ぐ。剛速球ってわけじゃないですが、クサいところにバシっと投げてくるような、そんな感じがしました。それはおそらく(彼女らは僕の1つ下なので)我々の世代らしさのような気がします。150キロ投げる力もなければカーブを投げる器用さもない、いわゆる「ゆとり世代」のらしさだと思うんですよ。
それを悲観するわけではなく、持てる武器で全力で戦っている、それが硝子越しの暴走なんだと思います。ライブも全力ですしね。きっとかなり悩んだり迷ったりしたことだと思います。でもだからこそ彼女らは彼女らの戦い方を見つけた、そしてその現時点での答えがこのアルバムなんでしょう。
等身大、確かにそうなんですが、それで表してしまうと彼女らの持っているエネルギーを殺してしまいそうで嫌なんです。かといってそれ以外に言葉が見つからないのが悔しいのですが。
そんな硝子越しの暴走。ベースは僕の高校の後輩なんです。軽音楽部で一緒でした。つまり彼女にロックを教えたのは僕です。よく産業ロックの否定はパンクロックに行き着くのか、しかしピストルズは空中分解したぞ、と激論を交わしたものです。
まあ、後輩といっても僕は楽器できませんからね。歌もヘタですし。ただ先にいたから先輩ってだけです。そんな僕にも敬語で「先輩」って言ってくれる、そんな優しい後輩です。「おい、焼きそばパン買ってこい」とか言われませんでしたからね。いい後輩を持ちました。
……とまあ、いつもどおりなにが言いたいのかわからなくなりましたが、僕はアルバムの中で「桜」と「もしもボックス」がお気に入りです。よろしくお願いします。