勝手にしやがれ――沢田研二

『うさぎドロップ』、アニメを改めて観て、そういやこれ、続編あるんだよなと。気になるよな、と。近くの古本屋で買ってきて読みました。無論、全巻揃えました。

 

ネタバレはしませんが、いや、これ……ううん……なんか釈然としないけど、でもこれ以上の着地点はたしかに……ない……なるほど……

 

って感じです。総合していうとめっちゃ好きな作品です。

 

あ、ちなみにそんときに知ったのですが、『ちはやふる』もまだ連載してたんですね。こっちは買い揃えようとは思いませんでした。面白かったけど……なんでだろ、まあいいや。

 

ビッキー・ホリディです。

 

 

 

いよいよ夕飯のことを考えるのが憂鬱でどうしようもありません。

 

仕事のときは昼食わないので腹減ってるには減ってるのですが、とくに食べたいという気にはなれず、でもなんか食べないとなあとずっと考えて、電車に揺られ、なにを食べようかどうしようか。適当にどっかで食べるにしても、食べるなら食べるで結構食べるので、こう、ガッツリといきたい。でもなにを食べるかまで考える情熱は持ち合わせていない。なんなら食べることすら面倒くさい……

 

外食だとどんなに安く済ませようとしても、結局自炊には敵わず、それなら食べるのも馬鹿らしいなと考えてしまい、じゃあ自炊するかっていわれたら面倒だしと、もう八方塞がりです。

 

しかし、人間というのは極限まで追い込まれると、なんかしら知恵をはたらかせるもんで、あるひとつの名案が浮かびました。

 

 

 

食わなきゃいいんじゃね?

 

 

 

そ、そうか、僕はいままで「せめて夜くらいはちゃんとしたものを食べないと」と思っていましたが、これはまさにコペルニクス的転回。食べたくないなら食べなきゃいい。そうだ、そうしよう。

 

……と、駅から歩いているうちにだんだんと腹は減っていくもので、やっぱりなんか食べたいな、と。でも一口二口、つまめればそれでいいかなと。……ちょっと待て。つまみ?

 

ここで僕は新たにひらめきました。

 

 

 

軽く飲めばいいんじゃね?

 

 

 

つまりこうです。酒を買って、つまみでなんか食べる。こう言うとあたりまえですが、酒を主食につまみをおかずに、みたいな。昔から母がやっていたことです。いまでもやってます。コメを食わずにおかずをつつきながらビール。

 

なるほど。やっぱり親というのは偉大です。背中で語るってやつですよ。幸いにもウチの近所には100円ローソンがあるので、つまみには困りません。しかも100円。

 

で、さっそく今日それをやってみました。これはなかなかいい感じでした。500mlの酒を買って(今日は梅酒にしました)、あとピーナッツ。それを『昭和元禄落語心中』の最終話を観ながら。

 

いい気持ちになってきたところで、友人からLINEが飛んできました。「いま、家!?」と。既読スルーしました。こっちはそれどころじゃねえんだよ、いまなあ、九代目八雲師匠が『死神』をかけてるんだよ!

 

観終わってスマホを開くと、さっきの友人から「いま女一人連れてるから、家にいるなら行こうかなーって(かわいい絵文字)」

 

こいつのこういう、鋼の心が好きです。

 

僕は「じゃあ二人で飲んでろよめんどくせえ、俺はもう寝るよ」と送りました。

 

 

 

……まあ、本当に面倒くさいのは男のほうなんですけどね。

 

男ってのはどうも自己顕示欲が強い生き物らしく、どんな場面でも「オレスゲー合戦」に持ち込むんです。オレはこんなにすごいんだぜ、こんなに稼いでるんだぜ、こんなに毎日が刺激的なんだぜ、こんなに女にモテるんだぜ云々……

 

そしてそれのどれも、僕にはひとつも羨ましいと思ったことはなく(負け惜しみじゃなくて)、ただただうるせえなあと。まあ、さすがにあからさまにそんなことは言いませんが、「おー、すごいですねえ」って言っておきますが、本音を言えばうるせえなあと。

 

それなら女の、あの情緒だけで喋ってるあの感じを聞いていたほうが楽です。そこには見栄も嫉みもないので(ゼロとはいいませんが)。

 

でも対女性だと、一定の距離を保っていれば(これが重要です)聞いている分には楽です。つまり僕は女性のほうが接しやすい。ただ勘違いして深みに入り込んだ瞬間、革命的に面倒くさくなりますが。

 

そんな感じで、ここ数年、職場でもそうですが(職場はもともと男性が少ないってのもありますが)、プライベートでも女性と関わることのが多いです。っていうかプライベートはひとりでいたいので、なるべく接点を持たないようにしているので、昔馴染みの女友達と飲むってくらいですが。

 

おととい、それがありました。毎月行われている定例会です。いつの間にか始まって、いつの間にか恒例になっているこの飲み会。高校の同級生なので、かれこれ10年以上の付き合いになります。部活も同じだったので、ついでにいえば昔全裸を見られたこともあるので、僕の付き合いの中じゃ一番濃いのかなあと思います。

 

男1(僕)と女2のメンツです。全員フリーです。

 

僕を除いて、女性陣はその気になればモテるのになあって感じです。でも本人たちはフリーを漫喫してるようで、言い寄られても「うわ、めんどくせえ」くらいにしか思わないらしいです。死ねって感じですよね。僕だって言い寄られてみたいよ!たぶん断るけど!

 

そんな話をしていて

 

女1「――でさ、『なんで彼氏作んないの!?もったいないよ!』とか言われて、もうその時点でめんどくさいよね」

僕 「えっ、なんで彼氏作んないの?

女2「じゃあなんでビッキーは彼女作んないの?

僕 「ウッ」

女2「ほら!そういうことだよ」

 

ぐうの音も出ないとはこのことかと。

 

 

 

僕 「そういや、あの、インスタで上げてた服、着てこなかったの?」

友1「あ、あれねー。まださすがに寒いよ」

僕 「そうなんだ……」

友1「キャミソール着ないと下着見えちゃうくらいだから」

僕 「……じゃあ、暖かくなったらぜひキャミソール抜きでお願いします」

友2「それさ、どう突っ込めばいいのかわかんないよね」

僕 「うん。俺には無理だ。見たいけど、実際にやられたら黙るね」

友2「ダメじゃん。『どした!?』ってなるじゃんそれ」

 

なんなんでしょうね。たしかに見たいけど、別に襲いたいわけじゃない……恋愛対象とかそんなのとうの昔からありませんし、いまさらどうこうって話じゃないんですけど、ただ、見たい。悲しい性ですね。

 

向こうも(二人とも)僕を男だとは認識しておらず、無防備な姿をよく見ます。そういうとき、ちょっと嬉しいのですが、終電無くして泊めてもらったこともあって、そういうときは別になんともないっていう。

 

昔、その二人と仮に付き合うとしたら、みたいなシュミレーションをしたことがあります。結論からいうと想像すらできませんでした。なんか、こう、バチッとくるものがないというか。ライブに一緒に行ったり、鬼のように長電話したりしたもんですが、あくまで友達なんですよねえ。

 

奇妙な関係です。なんかこう、女二人で僕を取り合うとか、そういう感じになったら面白いのに……面白いだけで、ハイリスクノーリターンですが。

 

 

 

……こう書くとなんかアレですが、実際はさっき書いたように男といるよりは楽って感じでいるので、気心も知れてますし、一番楽な存在というか。安心できるんですよね。

 

とはいえ相手は女性だし、いつどうなるかわかりません。子どもができたら飲みにもいけないでしょう。でもまあ、向こうが幸せならそれでもいいかなって感じです。たぶん売れ残るでしょうが。

 

 

 

あ、そういえば僕に彼女ができたときに、その友人に訊かれました。

 

「うちらのことはどうすんの?」と。僕は「別にいままでと変わらないでしょ」と言いました。

 

「でも彼女が『行かないで』って言ったらどうすんの?」と。僕は「いや、普通に行くけど。つか、そんな彼女だったら無理だわ。別れる」と言いました。「彼女だからつって、なにもかもが一番になるわけじゃないし」とも。

 

そう言うと「ふうん」とだけ向こうは言い、そこで話は終わりました。

 

実際彼女はいい気持ちではなかったようです。僕は「大事な友達だから、彼女ができたつってないがしろにはできない」と言いました。そしたら「じゃあ、行くときはちゃんと言ってね」と。理解のある子だなとタカをくくっていたら、速攻でフラれましたが。

 

じゃあ逆の立場だったらどうなんだって話ですが、僕は別になんとも思いません。っていうか、友達を大事にできない人間なんてろくな奴じゃねえと思っているので、すべてを投げ打って僕と一緒にいるとか、そういうのってなんか違うんじゃないかと。

 

あと、彼女の友人なら無条件で信頼できますし。僕の見込んだ女性の友人ってことなら、悪い人間ではないだろうと。

 

僕はこの考え方で人見知りを直しました。つまり「こいつの友人に悪いやつはいないはずだ」と決めてかかる。「僕が信頼している友人の友人なら、僕だってそいつのことを信頼しても問題ない」と。

 

わかりづらいですかね。でもそういうことです。

 

 

 

で、なんの話だっけ?バイクを売った話だっけ?

 

違うと思いますが、その話をしましょうか。

 

事故って以来、めっきり乗ることがなくなり、一応修理して乗れるようにはしたのですが、なんていうか、乗るのが怖くなったのもそうですし、なにより熱が冷めちゃったんですよ。

 

で、それならいつまでも放っておくより、新しいオーナーと走ったほうがバイクにはいいんじゃないかと。

 

本当は乗り潰すつもりだったんですけどね……

 

なのでいま、アシがありません。来月は免停になるし。違反者講習、行く気ないんで。

 

まあでも、生活には困らないのでいいかなと。

 

……なんか今年は、いろいろと削り落とされていくような感じです。あんなに好きだったSR400も手放し、趣味らしい趣味がどんどんなくなっていきます。趣味に限らず、いろいろなものが。人間関係もそうですし、タネは無くなるし。

 

いま残ってるのは音楽と小説、本くらいなものでしょうか。でも僕にはそれで充分です。

 

 

 

バイクを売ったカネがあり、今月の給料はミニボーナス的なものがもらえた月なので、いくらか余裕があります。なにを買おうかなー、欲しかった腕時計、いまなら買えるなーと思っていたのですが、生活費以外は全部貯金しました。

 

なんでいきなり貯金なんて、と自分でも思うのですが、特に目的はありません。欲しいものもないし、とりあえずって感じです。

 

果たしていくら貯まるのか……

拍手返事

・俺もバイク欲しい、でもバイク怖い

→怖いと思わなくなると事故りますからね……「気をつけて乗る」のが一番です。

 

ごはんに塩は赤飯っぽくなるから好き。レンジでチンするタイプのパックのごはんだとなお良い。

→おー、やってみます!おいしそう。

 

・美味しいし1000円で食べ放題なの有能すぎ

→食肉センター、いいですよね。ただ、つい食べ過ぎて歩けなくなるのは事案です。久しぶりにレバー食べたかった……

 

・遅くなったけど、おめでとお

→こちらも遅くなりましたが、ありがとお!10周年にはオフ会ができるくらいのアクセス数になっていればいいなあ……やらないけど。

 

・バーというと銀座のルパンとか行きたいけど、勇気が出ないなオレ(バル関係ねーな)

→GI☆N☆ZA☆とか……いや、それ、怖い……

 

・命綱みたいなのが無いとこのボルダリングだと利用する前にここで怪我とか死亡されても店側は一切責任は負いませんけどいいですか?みたいな契約書書かされるのがくっそ怖かった。女の子のお尻を下から眺めるのたのしい。

→やらないでもお尻を見てるだけで楽しいですね。ちょっと契約書書いてくる。

 

・何かを褒める時にセットで何かを貶すのってクソだと思います。その点、誰も傷つけずに笑いを取れるヒカキンってすごいです。見習ってください。

→ごもっともです。反省してます。僕のようにクソでダニの餌にもならないような人間は、ああいう書き方しかできなかったんです。今後は気をつけます。その点ヒカキンはすごいですよね。漢字にすると非課金。……エンターテイナーの鑑ですよね。

 

・私も文理選択で死にました 悔いのない人生の選択をしていきたいものです

 →選択する前に二者面談とかしてくれればよかったのに、と人のせいにするっていう。

 

・ラブラドールじゃないのか

→バター犬には興味ないです。

 

・会話が弾む職場と言うのはうらやましい

→人間関係が良好なのが唯一の取り柄です。あとは基本ブラックです。

 

・あっ分かる、自律神経が自律神経狂わすみたいなループ状態糞すぎ

→明日、先生と交渉して最低でも頓服用でなにかしら薬をもらいにいきます。じゃないとしんどすぎてヤヴァイです。

 

・シロデココの者ですが、自分なりに誰でも気軽に観れるように気を配っていたはずが、怖いと思われるとは...まさかの想定外

→いや、なんていうか、僕がファンタジーに苦手意識を持っていたせいで、敬遠していただけで、いまではかわいさにやられています。なんで怖かったのかは自分でも説明できません……

 

・文学フリマ、そんなに異質な空間でもねーから大丈夫だよ。

ただ、私はもう出展しないけどなw

→そうですか……ならいいんですけど……1パーセントもわからないので、いまはただただ怖いです。

 

・なぜか後輩が男の前提で読んでた

ノンケのはずなのに

→ここはホモサイトじゃありません!!

 

・今更な話かもしれませんがハンネの由来ってビリー・ホリデイですか?

→そうです!……カッコいいのでそういうことにしたいのですが、実際は筋肉少女帯の曲で『ビッキー・ホリディの唄』ってのがあるんですよ。その曲が大好きで、そのまんま拝借しました。