服を買うのが面倒すぎて結局ユニクロかメルカリで済ますというアレ。
ビッキー・ホリディです。
職場で僕の異動が決まりました。これまでで全フロアを制覇した、王者であり覇者である僕の次の場所は、入職したときのフロアです。そこは認知症は深刻だけど身体は丈夫という、つまり目が離せない、気の抜けない、そんなところです。
思えばおよそ5年前、よくそんなところにブチこんだもんだなと。無資格でなんの知識もない僕が。そんでよく育ててくれたな、と。まあ、最初はウンコちびるくらい怒られたし、やっちゃいけないミスを連発してたし、それでも「次からは一人で夜勤もできるだろ」くらいにはなったんですが、そこで異動になったんですよね。
そう考えるとなんだか感慨深いもんがあります。いまも昔も一番大変だと言われてて、誰も行きたがらない(実際、それで辞めた人もいます)し、新人は入れられないし、いまいる人たちも疲れきって辞めたがっているという、そんな環境なんです。来月からなんですが、来月辞める人がいるので、僕が入ったところで人手不足は解消されないという。
そんなわけでこの1週間は仕事終わりに異動先に行って挨拶がてら利用者の名前を覚えたり、飲んでる薬やその作用、既往歴、現病歴、性格等々、調べたり教わったりしてて、それに加え、いまのフロアの新人教育、後輩への引き継ぎなんかがいろいろ重なって、早出、残業が続いていて、昨日、電車で酔いました。
今日と明日は休みなので、それが救いです。どっか出かけようかと思ったのですがなんか気が乗らずに結局、2時間スタジオ入って帰ってきました。
で、いまこれを書いているんですけど、スタジオ入っただけで結構疲れてます。溜まってるものがあるのかどうなのか、とりあえず今日はもう、あとは本を読んで過ごそうかと。
最近はノンフィクションにハマっていて、いまは『チューリングの大聖堂』ってやつを読んでいます。コンピュータがどうやって生まれたのかって感じの内容です。ロマンがあっていいです。数学とか量子論とか好きなんですよ。全然わかんないですけど。
これを読み終わったらジョセフ・ワイゼンバウム『コンピュータ・パワー』を読もうと思ってます。イライザという、人工知能の先駆け的な「人工無脳」を作った人の著書です。イライザといえばsiriがイライザの話をするとかなんだとか、都市伝説でありますよね。そのイライザです。読みたいなとは思ったのですが中古で5000円。まあ、買ったんですけど、ちょっと開くと単行本で1ページが2段組になっていて字が小さい。しかも内容はかなり難しそう……これなら光文社古典新訳文庫の『純粋理性批判』のほうが読めそうな感じです。
それとは別で次に書く小説のための資料も読んでます。ジュンク堂で探しまくって、それでも足りなくてAmazonでも買って、気がついたら12冊買ってました。とりあえずいまのところ2冊は読みました。しかしまあ、格差社会とか生活保護とか貧困ビジネスとか、そういう本なので、読んでいて気が滅入るしすげー疲れるしでかなりしんどいです。
しかも書くにあたっては、内容的にそこまで使わないというか、別に社会派的なものを書こうとは考えていないので、果たしてこんなに資料を用意した意味があるのかどうなのか。
去年はゴッホについて調べてて、伝記を読んだり画集を買ったり(さすがに本で揃えると値が張るので電子書籍で)したのですが、書き進めていくうちに「これつまんねえな」と思ってしまい、ボツになりました。
今回はそうならないことを祈るばかりです。
本当は「誰からも理解されないけど、自分にはそれをすることが必要だ、するべきだ」と信じきっている人の話を書きたいんですよね。筋肉少女帯『機械』みたいな世界観ですね。だからマッドサイエンティストとかかなり好きなんです。科学者ではないですが、ゴッホもそんな感じです。生涯で売れた自分の絵はたった1枚という。でも描き続けた。そのひたむきさが胸を打つものがあります。
実際書くとなるとSFになるんですかね。全然構想が浮かばないので書いてないのですが、いつか書きたいと思ってます。でもSFは……全然読まないしなあ……全然わかんないしなあ……
昔から作家になることが夢ですが、なんで作家になりたいんだろうと、たとえば「なんでなりたいの?」と訊かれたりするとうまく答えられません。理由ははっきりしていて「小説が書きたいから」なんですが、そう答えても理解する人はいません。「別に趣味でもいいじゃん」って感じです。まあ、趣味でもいいのかな?前までは趣味じゃない!と意固地になっていたのですが、最近は確かに仕事してるし、別に趣味でもいいのかな、と思い始めてます。
「印税で儲けたい」とかそういうわけでもないし、小説の印税じゃたかが知れてますし、金持ちになりたいならもっと別の勉強をしています。
かといって作家になることを諦めて、書いたらここに載せるとか、どっかのサイトに投稿するとか、そういう気にはなれないんですよね。やっぱり作家になりたい。
まあ、「書きたいから書く」って感じで、わからない人は「なにそれ」って感じなのでしょうが、書かなきゃ作家にはなれないし、でも書いてても作家になれるとは限らないし。それでも書き続けて、作家になれるとか、金が入るとか、そういうのはあとから付いてくる(かもしれない)ものなので、多少の雑音は無視したほうがいいし、わざわざわかってもらおうと言葉を尽くしたところで徒労です。
村上春樹『1Q84』で「説明しないとわからないということは、説明してもわからないということだ」みたいな言葉がありますが、そんな感じです。最近そんなことを思ってます。
ところで先日の定例会で友人からボクサーブリーフをもらいました。はいたことがないのでいい機会だとはいてみたら、結構いいですね。
今度はこれのお礼でアモスタイルの下着でも渡そうかと思ったのですがサイズがわからん。(←上下揃える気だった)
聞くのも恥ずかしいし、かといって触ると捕まるしで諦めました。